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鬼滅の刃 戯れ事 (短編)
第4章 紙飛行機の届く先へ 時透無一郎
「時透君、さっきから何を飛ばしてるの?」
夕暮れ時、蝶屋敷にて手当てを終えた炭治郎は、縁側にて一人大空へ向けて何かを飛ばしてる無一郎を見かけた。
「…あ、炭治郎…君も怪我したんだね…僕が飛ばしたのは紙飛行機だよ
」
死ぬほど飛ぶね…と付け足して頬笑む姿はどこか儚げで、炭治郎は悲しい匂いに気がつくもこれ以上深く聞いてはいけないと感じとり
相槌をうつ。
その日は他愛ない話をし二人は別々の帰路についた。
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