第18章 *偽愛純愛歪愛時透無一郎、竈門炭治郎
『っ…っ…はぁっ』
舌を絡め息継ぐ暇さえ与えない程の荒々しい接吻。
お互いの唾液が絡み合い、顎を伝うも気にすることなく何度も何度も角度をかえて絡めあう。
「…はぁっ…任務とはいえ僕は怒ってるんだ…他の男に口吸いしてるのを
…
でも、が居なければ鬼殺隊のバランスが崩れてしまう
だから…他の男に口吸いした分だけ、僕にもしてほしい」
『無一郎様…』
「本当はこの傷、わざと。
攻撃を避けなかったから出来ただけ」
の頬に手を添え、
浅葱色の双眸は愛おしそうにけれども奥底は熱が孕んでいた。
何故?なんて聞かなくてもわかる。
無一郎はクスリと笑うとを優しく地面へと押し倒した。
冷たい地面なんて気にする余裕がないほど、甘い雰囲気に呑まれていく。
少年だと思っていたが、いつの間にか男になっていた…いや、語弊だ。きっと無一郎は自分が知らなかっただけで最初から男だったのだ。
着物の合わせ目に手を伸ばし肌襦袢と共にずり下げていく。
露になった2つの膨らみを、無一郎は優しく揉みしだく。
緊張で体を強張らせるに
顔を近づかせ、優しく口びるを重ね合わせた。
唾液を送り合う接吻。互いの唾液が絡み合い、どちらかのものかわからなくなるほど重ね合わせた唇の隙間から顎を伝い草を濡らした。
とんとんとが無一郎の肩を叩いて、漸く唇が離れた。
顔を上げ、袖で唇を拭う無一郎の色気がの顔が熱くさせる。
「っ…顔、真っ赤…誘ってるの?」
違うと否定しても、顔を紅潮させては言葉は何の意味も持たない。
無一郎に見惚れる。
気がつけば、いつの間に脱がされたのか一糸纏わぬ姿になっていた。
恥ずかしさのあまり胸を両手で隠そうとするの両手首を地面へと縫い付けるように押さえつけ、隠さないでと無一郎は言う