第14章 *霞柱様の継子は私だっ!2時透無一郎
お互い乱れた呼吸を整える。
その間も恥部は繋がったままだ。
ビクビクと中の物が脈打ってるのが伝わる。
降りた子宮に向かって勢いよく放出された精液はきっと、子宮口を通り無事に卵管采へ一気に向かって受精するだろう。
『無一郎様…っありがとうございます』
「僕の命が続く限り、君も、やがてここに宿る子も俺が必ず守るよ」
無一郎様の手がそっと臍の下へと置かれた。それに反応するようにとくんと脈打った気が私には感じて
新しい生命が宿ったと確信にも似た何かが私をトキメかせたのだ。
母になる日はすぐそこまで。