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【第五人格】ある日の荘園【I dentity V】

第2章 荘園での夜 【メイン: ナワーブ・サベダー】


「ほん、とうか…?誰も、怪我もしていないんだな…?」
「はい…!ですから、安心して下さいませ…!」

まるで子犬のように、震えるサベダー様は縋るように私の背に手を回し強く抱きしめた。

あの大きな雷が鳴ってから、どれほど経っただろうか…
まだ夜は明けておらず、雷も止み窓の外は暗闇が支配する。
すると、突然サベダー様は私の手の内から立ち上がった。

「……悪い、迷惑かけたな。首、切れてなかったか…?痛いところなんかはねーか?」
「いえ、大丈夫です!お気になさらずに!」
「……もし、傷や怪我が後から傷んだら教えてくれ。俺が責任をとるから。」
「…へ」
「じゃあな、おやすみクライシス」
「ど、どういうことですか…!?」
「さあな」
「さ、サベダー様!」
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