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〜宵の中、蜜に酔う〜 《短編集》R18

第6章 最期の夜を君と飾る




「ぁ…っ」


チュウッとリップ音を響かせて、裕貴の唇が私のうなじから離される。

裕貴が唇を離したその場所には、赤い花弁が散っていた。



「裕貴…、あっ…、ん…」

「莉亜……好きだ…」


互いが愛する人の名を呼びながら、深く甘いキスを交わす。

裕貴の冷えた指が、熱い私の身体を滑らかになぞり、月明かりで白く輝く二つの丘を撫で回す。

時折、ぷっくりと桜色に染まる先端を弾くと、その度に静かな病室に莉亜の甘く切ない声が響き渡った。


身体の至る所に口付けされ、赤い花弁が次々と散らされていった。



「はぁ…っ、んっ…あぁ…っ」


膨らみの頂きが裕貴の熱い下に包まれ、飴玉を舐め回すように、舌の上でころころと転がしては唇で啄まれていく。

そしてチュウチュウ赤ん坊のように吸われ、快感で身体が震える。

「んっあ…っ、吸っちゃいやぁ…っ」



「嫌じゃないでしょ。そうゆうのは、イイって言うの。」



ここはどうかな、と裕貴の手がスカートの中に入り込んで、下着の上から割れ目をするりとなぞる。


「はぁっん…」


「すご…びちょびちょ……見て。裕貴のエッチな汁で俺のベッドに染みが出来ちゃった。」


裕貴が指を指す場所を見ると、確かにそこには液体が垂らされたように染みが作られていた。


「ご、ごめん…っ、許して……」


「えー?どうしようかな〜……あ。じゃあ綺麗にするからさ。俺の上に股がって足の方向いてよ。」


「えぇ…っ?そんな……、恥ずかしい…!」


真っ赤になって首を横に振る。
だって裕貴が言うようにすれば、裕貴の目の前に私のお尻が突き出され、アソコや色んな所が丸見えになってしまうのだ。



「恥ずかしくないよ?どんな莉亜も可愛いから!ほら、早く。」



ね?と、懇願してくる裕貴に折れ、渋々言う通りにする。




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