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〜宵の中、蜜に酔う〜 《短編集》R18

第5章 車内エッチ




「…莉亜先輩、ちょっとここ来てください。」


伊織が自分の隣の席を指して言う。

滲んだ視界を拭い、伊織の隣へ移動する。


「あ、窓側の席に行ってください。」


「…ん。」


言われた通りに座るものの、なんだか伊織の顔が見れなくて俯く。


「なーに泣いてんですか?…あ、もしかして俺が先輩とヤッたの忘れたと思ってます?」

目尻に涙を浮かばす私とは反対にニコニコと笑顔の伊織。

…え?今、なんて言った?


「……覚え、てるの……?」


「さっき、思い出せました。莉亜先輩があまりにも可愛い反応するものですから。」


ぺろりと涙を舌で掬われる。


「っばか。結構忘れられるのって悲しいんだから…!」


「すみません。お詫び、ちゃんとしますんで!」


「え?」



伊織の手が、ジャージの中に入り込み、下着の上から乳房を優しく撫で回す。


「あ……っ、待っ…、だめだって…!」


「先輩〜、声、我慢しないと皆起きちゃいますよ?」


「この……っ、んっ…!」


先端をきゅっと摘まれ、指の腹でしごかれる。

与えられる快楽に声が勝手に漏れ、慌てて手で口を塞ぐ。


「ふっ…、ん…、んんっ」


「それにしても、先輩のおっぱいって結構デカイですよね。柔らかいし、マシュマロみたい。」


ふわふわと揉んでくる伊織の腹にパンチを食らわせる。

せめてもっと小声で言ってほしいものだ。



「いてっ!…酷いなぁ先輩、俺怒りましたからね。お仕置ですよ?」


「なっ!お仕置って何を……っ、ひっ…!?」



ズボンの中に入り込んだ伊織の手が、下着の上から割れ目をなぞる。


何度も何度も、ゆっくりと行き来を繰り返すその指にだんだんと焦れったさを感じる。


「ん…っ、なんで…っ、そこばっかり…」



「いや〜、先輩っていつもちょっとエロいパンツ履いてますよね。今日のもなんか薄くてツルツルしてるし…触り心地いいですよね。」



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