第4章 誘拐するならあの人も
「うあ…っ、お願い…っ、待って裕貴…っ、痛…っ」
「大丈夫…すぐに気持ちよくなるから……っ」
裕貴が優しく耳元で呟く。
どうやら一番奥まで届いたらしい。裕貴のが私の中から引き抜かれ、かと思えばズンっと奥に突かれる。
「ひああ…っ!?あ…っ、いや…っ、だめぇ…っ」
どんどん上がる速度。だんだん不思議な感覚が自分を襲い始め、怖くなってきた。
「あっ、だめ…っ!なんか…っ、くるぅぅぅ!!」
お互いの息遣いと肌の打ち合う音が部屋に響き渡る。
「んぁ…っ、激しい…っ、やぁ…っ、あああっ!!」
「っ、出るっ…」
同時に果て、裕貴が私の中から引き抜かれる。
お腹に何か、白くてドロっとしたものが裕貴から出される。
「これが…せーし…?」
男の人が気持ちよくなった時に出されるものだということを、誰かから聞いた。
(なら、裕貴は私で気持ちよくなってくれたの……?)
先程の痛みは既に消え、快楽だけが残っている。そして、裕貴の射精。
既に準備は出来ている。
「裕貴…っ、もっかい気持ちいことしよ…?」
足を広げて見せると、裕貴はすぐに食い付いてきた。
「壊れても知らないから…」
ズンっと一気に貫かれる。
「ああんっ…」
中でぬこぬこと肉と肉が激しく擦れ合う。
そして奥にいく度に子宮が程よく突かれる。
「あんっ、もっとぉ…!裕貴が欲しいのぉ…っ!」
ピストンの速度が上がり、より一層甲高く喘ぐ。
「あはっ…、イイ…っ、おまんこ壊れちゃうぅぅっ!!」
この世にこんな快楽があるだなんて。
もっと早くしていれば良かった…!
「んっ、気持ちぃっ、裕貴…っ、あっ、イくゥ…!」
身体が痺れ、頭が真っ白になる。
「っ…、莉亜…っ」
まだイけていない裕貴は、イッたばかりの莉亜を気遣う余裕は持ち合わせてなく、莉亜に休む暇さえ与えず突き続ける。
「あ…っ、莉亜…っ!」
欲望を外に吐き出し、ようやく一段落つく。
ガチャ──
鍵が開けられる音が扉からした。
「……っ!?」