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〜宵の中、蜜に酔う〜 《短編集》R18

第4章 誘拐するならあの人も




「…ここまで脱がしたけど…、もういい?」



裕貴が90°真横を見て私に聞く。

ブラ一枚とパンツ、スカートのみを身につける私。

まだ暑さと息苦しさは残っているが、さっきと比べれば大分マシだ。


「はぁ…なんでこんなことに……」


部屋の隅でため息をつく裕貴にふらりと近づき、その上にドサリと倒れ込む。


「は…っ、莉亜何してんの!?」


上半身裸の私に抱きつかれ、慌てふためく裕貴の耳元で呟く。



「裕貴…好き…。」


「は…!?」


「さっき、変な薬飲まされた…たぶん、媚薬…。身体が熱いの…」


「はぁっ?それ…っ、どうするの…っ?」


「裕貴…と、…セックス…したいの…っ。あいつらが戻ってきたら…ヤラれる…。ハジメテは、裕貴がいい……っ」


「え…、や……、でも……」



「もうここ…こんななの…っ。」


制服のスカートを捲りあげ、トロトロに蕩けた秘部を広げて見せる。


「……っ!」


戸惑いつつも秘部を凝視する裕貴の手を自ら秘部に誘導し、蜜壷の中に指を沈ませると、クプリと音がした。


「あ…っ」


小さく嬌声を上げる。
既に裕貴の息は荒くなってきている。


中へ入れた指を、ゆっくりと前後に動かすと、クチュクチュという卑猥な水音が脳内に甘く響いた。


「ふぁ…ぁん……っ、あ…っ、裕貴…っ」



喘ぎながら愛する人の名を呼ぶ。キュウッと子宮が疼いた。

…と次の瞬間──



「あ…っ、ん…っ、───きゃっ!?」



突然視界が反転し、目の前に裕貴の顔が映し出された。




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