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〜宵の中、蜜に酔う〜 《短編集》R18

第2章 旅館





「じゃ、そろそろ戻りますか!行きましょう先輩。」



乱れた服をサッと整えてスタスタとエレベーターのドアへ近づく伊織。


「ちょっ、待ってよ…っ!」


「どうしたんですか〜先輩?早く行かないとみんな心配しますよ?」


エレベーターが来るのを待ちながらニヤニヤとこちらを見ている。イかせて貰えないまま帰るなんて冗談じゃない。


「っ、む、り…っ。ちゃんと…、して…」


「えー、何をですか?」

分かってるくせに、言わせたいのか。
後輩の癖に生意気だ。


「だから…っ、イ、イかせて…っ。このまま戻るなんて…出来ないの…っ」


「ふっ、しょうがないですねぇ。」


伊織は携帯を取り出すと、部屋にいる伊織の友達に電話をした。


「あー、もしもし?なんか先生に見つかっちゃったから戻んの遅くなる。……うん、じゃ。」


携帯をしまうと、クルリとこちらを向いて楽しそうに言った。


「さぁ先輩!外行きましょ?」


「は?」



私達が泊まっている旅館には、建物の裏に庭がある。

紅葉やいちょうなどの木が生えており、小さいが小川と池もある。
広めで美しい和調の庭園だ。

今は丁度時期で大層美しいとは思うが……なぜ外でヤラなきゃいけないのか。


「やだよ恥ずかしい!」

「ダメです行きます。」


反論する私を無視してひょいと私の身体を持ち上げる。
そのまま庭園へと向かって一直線に歩いていく。


逃げることも出来ず、そのまま外へ連れてこられてしまった。


大きめの岩へ座らされると、伊織が口を開いた。

「じゃあ先輩、そこでまず一人でシて下さいよ。」


「え…っ、いや。」


「じゃないとイかせてあげませんよ?ほら、俺もまだ勃ってませんし。」


「………………」



さっきから黙って従ってれば調子に乗りやがって…。
後輩に舐められたんじゃたまったもんじゃない。
要は、勃たせればいいってこと。



「莉亜先輩〜?どうしたんです?…ってうわっ」


伊織を地面に押し倒す。そして素早くベルトを緩め、ズボンの中から伊織のモノを取り出す。




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