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〜宵の中、蜜に酔う〜 《短編集》R18

第2章 旅館





「だからぁ〜、こうゆうこと、伊織なら考えそうだと思ったのに。」



グッと背伸びをして裕貴の首に腕を回し、頭を自分に近づける。

そしてそのままキスをする。開いた隙間から舌をねじ込み、伊織の舌に絡ませる。


卑猥な水音が隙間から漏れる。


「ん…っ、ふ……ぅ、」


少し苦しくなった所で口を離し、伊織を見上げると、息を切らしながら顔を真っ赤に染めていた。


「おやおや〜?どしたの?そんなに顔して〜」



興奮してした?と耳元で囁くと、伊織の肩がピクっとはねた。


「せっかくのお泊まりだし?夜に二人きりなんだからさ〜」


浴衣をはだけさせ、胸元を露わにする。どうせ寝るだけだからとブラはして来なかった為、大きく膨らんだ胸が脱いだ振動でぷるりと揺れた。


「ほら〜、伊織がいっつも部室で叫んでるおっぱいだよ〜?今日だけ特別に私の身体好きにしていいよ〜?」



チラリと伊織の股間に目を向けると、既に硬く膨らんでいるようだ。


一向に触ろうとしない伊織に焦れったさを感じて、早く、と身体をくっつける。



「っ、」


「んー?どした…わあっ!」


いきなり後頭部を引き寄せられ、キスをされる。先程よりも深く、激しいキスだ。
そして、もう片方の手で胸を鷲掴みにされ、荒々しく揉みしだかれる。


「んっ、はぁ…っ、やっとその気になったか…ぁ、んっ、あ…っ、」


「莉亜先輩…せっかく我慢してたのに…。先輩から誘ってきたんですから。どうなっても知りませんよ?」


「へぇ……っ、随分…っ、余裕だねぇ?…んっ…」


「俺、AVで結構研究してるんで?」



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