第12章 マスク・倉持
「うん…でも、あとひとつ。。。」
目を瞑り寝ている俺の唇に柔らかいものが重なった。
「///!?///」
ビックリして起き上がる俺。
「早く良くなってね///」
そう言って真琴はドアに向かう。
「おっ///おい!てか、マスクしたまんまって…」
真琴はマスクを外してゴミ箱に捨てた。
「マスクは…キス…したかったからだよ///」
「はっ///?」
「じゃあね///」
勢いよくドアを閉めて真琴は出て行った。
「なっ///なんなんだアイツ。。。」
俺はまたベッドに倒れこむと携帯が鳴った。
画面にはメッセージ。。。
【私に風邪染ったら、またキスできなくなっちゃうでしょ?】
くっそ…///
また熱上がってきたじゃねーかよ///
また携帯が鳴る。
【好きだ…ばーか!】
ふっ…思わず笑みが零れる。
ったく…風邪が治ったら覚えておけよ!!
END