第11章 ヤキモチ・御幸

「んっ。。。」

少し力が入ってた真琴の腕からフッと力が抜け、すがるように俺のシャツを掴む。

息つく間もないほど角度を変え何度も唇を重ねる。

チュッーー最後にリップ音を響かせて真琴の唇を解放する。

「っ…はぁ…///」

真琴が上気した顔で俺を見上げる。

そして、恥ずかしそうに俺の胸に顔を埋めて抱きついた。

「私が…好きなのは御幸くんだよ。。。」

最高に嬉しい言葉。

俺は優しく真琴を抱き締める。

「悪ぃ…ヤキモチなんて余裕ねーよなぁ。」

「ううん…ヤキモチはいいの。。。ちょっと嬉しいくらい…///」

「えっ。。。」

「でも！疑われるのは嫌…だよ？」

「わかってる。」

「……一也…///」

「えっ？！」

「好き。。。」

そう言って初めて真琴からキスしてくれた。

触れるか触れないかの短いキスーー

「…っ///俺も大好きだよ。」

そして、また真琴の唇を優しく塞ぐーー

昼休み終了のチャイムが鳴るまで…今は真琴を腕の中に閉じ込めて独占しよう。



END