第4章 番外編 学校祭
「おかえりなさいませ。ご主人様♪」
「はい?お前何やってんだよ?」
真琴を教室まで迎えに行くとメイド姿の真琴がいた。
「真琴、可愛い♪」
「ありがとうございます。ご主人様♪」
「はっはっは♪堪らん!!」
(マジでさっきの衣装といい…今日の真琴可愛すぎだろ。)
「出た!変態メガネ!ヒャハハ♪」
「そういえば迎えに来てまで何か用なの?」
「あぁ…ここ、まだ終わんねぇの?」
「うーん。どうだろ?聞いてくる。」
真琴はクラスメイトの所に戻って行った。
「なぁ、倉持。真琴あのまま連れてったら純さんたち驚くんじゃね?」
「ヒャハ♪また純さん顔真っ赤にして照れるな。」
二人はニヤリと顔を見合わせる。
「洋一、御幸くん!もうすぐ閉店だから、もう終わってもいいって♪私、着替えてくるから待っててくれる?」
「いや!俺らの方も急ぐからそのままで行くぞ!」
「えー?でもーー」
「ささっ、行こ!行こ♪」
御幸が真琴の背中を押して連れ出した。
ーーーーーーーーーー
「えっ。。。用ってここ?」
真琴は顔を引きつらせている。
「ヒャハ♪お前、苦手だろ?」
「そっ、そっ、そんなことないもん!!」
「じゃ、いってらっしゃい!ヒャハハ♪」
倉持がお化け屋敷のドアを開ける。
暗幕で覆われた教室は真っ暗で…真琴の足がすくむ。
「真琴…?」
「っ…絶対入らなきゃダメ…なの?」
「ヒャハ♪やっぱりビビってんじゃん(笑)」
「びっ、ビビってないもん!」
どうみても精一杯強がってる姿が可愛い(笑)
意を決して教室に一歩踏み入れた、その時ーー
少し泣きそうな顔で振り向いた。
「…っ…お願い…二人とも一緒に来て…」
そんな風にお願いされたら…ねぇ?
結局、3人で入ることになった。
「洋一、先行ってよ…」
「ったく…しょうがねぇな。」
「お願い…御幸くんは後ろにいてね…」
「わかったよ。」
「絶対だよ?」
「…////うん。」
(やっべ…可愛すぎ!)
暗い教室を倉持の後を付いていく。
真琴がギュッと倉持の背中のYシャツを掴む。
「真琴、近すぎ!」
「~~っ…だってぇ…ひっ!」
「わぁ!」「きゃぁ!!」