第2章 平子夢
「わッ…私は平子隊長にずっとドキドキさせられてるんでオアイコってことでどうでしょうか…!!」
「ダメや。」
「えぇ…!」
常に顔を赤くしながら眉を下げてオロオロと困惑するに吹き出す。元々ぶっ飛んでておもろいのに、今はその上可愛く見えるて最強か。
オレはの手を掴み引き寄せ、後ろからやんわりと抱き締めた。
「これからは仕事終わってからなら遊びに来てえぇで。オレも行くわ。」
「し、仕事終わる前に来ます!」
「いやだから話聞きや。終わらせてから来い言うてるやろ。オレが浮竹に誑かすなって怒られるわ。」
「う…それは駄目ですね…。ちゃんと終わらせます。」
「ええ子や。」
ポンポン、と軽く頭を叩けばは嬉しそうに頬を緩めた。腕の中でモゾモゾと身体を翻したかと思うと、両腕が背中に回される。
「これからもよろしくお願いします、大好きです平子隊長。」
「オレも好きやで。」
そう言って、どちらともなく笑い静かに唇を重ねた。
fin