第2章 ◆大切な人(膝丸)
しばらくそれを執拗に続けられ、もう私はくたりと布団に沈み、されるがままとなっていた。
引き上げられたお尻の下から思いっきり顔を埋められ、舌を伸ばしてナカをかきまわされている。
そのかすかな動きで、私のお尻も上下に動いていた。
「はぁ…はぁ…」
私が麻痺した呼吸を始めたからか、膝丸さんは一旦これを終わりにし、お尻を置いた。
「主…もう我慢ができん…入れても良いか?」
私は目が合わないまま頷いた。
正直こんなことをされるより…入れてもらうことの方が恥ずかしさのハードルは低かった。
改めて言われなくても、もう色々と恥ずかしいことをした後なのだから今さらなのに。
私はそんなことを思いつつ、やってくる快感に備えて力を抜いた。
「いくぞっ…」
膝丸さんは背後から、ゆっくりと挿入を始めた。
「…んっ…」
私のナカはほぐれていて、柔らかくなっているのが自分でも分かる。
「…吸い付きが良いな…今夜のは、そんなにヨかったか?」
「そ、そんなっ…」
「動くぞっ…」
─ぐちゅ…ぐちゅ…─
「ぁ…あん…あっ…はぁっ…」
「ハァッ…ハァッ…」