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【刀剣乱舞】*恋みくじ*【R18短編集】

第2章 ◆大切な人(膝丸)



膝丸さんは胸を堪能しながら、私の首筋に顔を埋めて肌を吸い始める。

跡がついてしまう、と思いはしても、吸われた瞬間の吸血されたような背徳感が心地よくて抗えない。

かろうじて首の根元、着物でぎりぎり隠れる場所を赤くしていくが、抵抗せずにいると結局それが何ヵ所にも及んだ。

「だめです、そんなにしたら…」

「主は酷くするとすぐに壊れてしまうだろう。だが俺の跡で埋め尽くすことは痛みなくできる。…いいだろう?」

「………酷くても、いいです」

さっき乱暴にされたときの胸の高鳴りを思い出し、私はそんなことを言ってみた。

膝丸さんは目の色を変え、かすかに震える。

「主っ…」

彼は唇を、真っ赤になった私の首元から、肩、腕を伝って手のひらまで移動させる。

すると膝丸さんはその薄い唇で、私の指を一本ずつ口の中に含み始めたのだ。

─ちゅぱ…─

「…ぁ…」

ぬるりとした彼の口内の感覚が指先から伝わってくる。
人差し指から小指まで丁寧に舐め、最後に親指をふやかすように舐めている。

五本の指すべて終えると、私の手を開かせて、指先から股へと舌を這わせ、山、谷、山、谷と念入りに移動していく。

指というのは本当に敏感なもので、彼の舌が動くたびに体が硬直する。

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