第12章 雄英体育祭
~葵 Side~
目を覚ますとリカバリーガールとオールマイトがいた。
リ「やっと起きたのかい。」
『………?、リカバリーガール、ここは?』
リ「保健室さね。」
そうだ…、あの時ゴールした後、力が暴走しそうになって…。
オ「よかった。目が覚めたんだね。」
『オールマイト…。』
オ「まったく。心配したんだよ。」
『……ごめんなさい。
えっと、体育祭って……?』
オ「もう終わってしまったよ。1位は爆豪少年、2位は轟少年、3位は常闇少年と飯田少年、という結果だ。」
『そうなんだ。』
リ「まぁ、体には異常が無いとはいえ、明日、明後日は休校だからしっかり休んどくんだよ。」
『わかった。ありがとう、リカバリーガール。』
オ「それじゃあ、私が送っていくよ。」
そのままウチはオールマイトと一緒に帰った。
『オールマイト。』
オ「どうしたんだい?」
『その……、怒らないのか?隠し事してたし…。』
オ「怒るわけないだろう。誰しも知られたくないことの1つや2つあるさ。」
『でも……』
オ「それに私は葵くんから話してくれるまで待つつもりだよ。
君は優しい子だ、自分のことで相手が傷付かないか、相手の傷つく姿は見たくない、そんな考えが君にはあるからね。
無理に問いただしたりはしないよ。」
『……そっか。ありがとう、オールマイト。』