第8章 個性把握テスト
リ「いや~、すごいねぇ。ここまで完璧に治すなんて初めて見たさね。これ、あんたの個性かい?」
『はい。そうですけど。』
リ「まぁ、私が治す必要なんて無いから、あんた(緑谷)は、先に帰っていいよ。私は少しこの子と話がしたいんだよ。」
緑「えっ、あっ、でも…」
『ウチなら大丈夫だから、先行ってて!』
緑「………わかったよ。」
出久が保健室を出た後
リ「あんたがオールマイトが言ってた子かい?」
『そうです。』
オールマイトが少しでも雄英の中にウチの事を知る人が居たら良いだろうとのことでリカバリーガールと校長に話したそうだ。
リ「まぁ、私にはあんたの事まだ知らないから。たまに、保健室に来て、あんたの事話してくれると有り難いよ。」
『はい。暇なときにまた来ますよ。』
リ「そうかい。それじゃあこの話はおしまいにして、あんたも帰っていいよ。」
『では、さようなら。』
リ「さようなら。」
ウチは保健室を出た。リカバリーガール、いい人だったな。あんまりズケズケ聞いてこなかったし。
そう思いながら歩いていると
『あれ?出久?先帰ってるんじゃなかったの?』
緑「帰ろうかなって思ってたんだけど、やっぱり一緒に帰りたいな~って思ったりもして……///
あっ、えっと、中学の時も一緒に帰ったし……、それで……その………」
『要は、待っててくれたんでしょ。ありがとう。』
緑「う、うん!」