第5章 悲劇
~爆豪 Side~
その日、俺はアイツに会いに行った。もちろん、リベンジをしに行き
この俺があんなヤツに負けてたまるか!
俺が公園に着いたらベンチの上に手紙があった。そこには、“いーくん、かーくんへ”と書かれていた。
あのクソデクにも手紙が書かれていたことは気に入らなかったが、俺は封を破って“かーくんへ”と書かれた方を読んだ。
“かーくんへ
いきなり、手紙があって驚いたでしょう?
実は伝えたいことがあって書いたんだ。
私ね。これから親の都合でここに住めなくなったんだ。
だから、かーくんのリベンジを受けられなくなったんだ。ごめんね。
けど、かーくんは他の人より戦闘のセンスがずば抜けているから
それを生かしていってね。もちろん人を助ける方にね!
またね
奏より”