第5章 悲劇
手紙を読み終えた後
オールマイトから貰った箱を開けてみると本当にブレスレットが入っていた。
白と赤のシンプルなデザインだけど嬉しかった。
私はブレスレットを着け、あることを誓った。
もう何も失わないと、失いそうになったら私が命懸けで護ると。
『オールマイト。私、ヒーローになる。
鼎姉みたいな困っている人に手を差し伸べられる、そんなヒーローに、そんな自分に。
もう二度と自分を殺したりしない。』
オ「そうか。葵くんならなれるよ。鼎くんみたいなヒーローに。
ところで、葵くんは、これからどうするのかな?
君が良ければ私の所で預かることもできるけど。」
『大丈夫。私はあの家に住むよ。あそこには、たくさん思い出が詰まっているから。』
オ「だったら、何かあったら連絡をしてくれ。いつでも駆け付けるから。」
『うん。ありがとう。オールマイト。』