第13章 職場体験
~轟 Side~
俺と葵が教室に戻るとそれぞれ囲まれた。
上「おい!轟!お前、どうしてくれちゃってんだ!!」
峰「リア充爆発しろ!!」
『どういう事だ?』
上鳴が泣きながら怒って、峰田は憤怒の形相だった。
飯「轟くん、おめでとう!」
緑「……お、おめでとう……」
飯田は拍手して、緑谷は暗い顔をして言ってきた。
『だから、なんの………』
「はあ!?ウチが!焦凍と!?」
突然、葵の声がした。俺が顔を向けると目が合う。葵は少し焦ったような顔をして俺を見ていた。
………もしかして、さっきの事聞かれてるんじゃ…
俺は人差し指を口の前に持っていき内緒ポーズをすると、あいつは俺と同じように内緒ポーズをして微笑んだ。
上「二人で通じあってます感出すんじゃねぇ!!」
峰「ふざけんな!!」
『…………?、何でそんなに怒ってんだ?』
爆「てめぇが、葵と付き合ってるからだとよ。フンッ、くだらねぇ。」
そういう爆豪はイライラした顔で俺を見ていた。
それよりも………
『別に俺と葵は付き合ってねえぞ。」
まぁ、好きなのは確かだ。あいつの笑った顔は可愛いし、誰かのために必死に動こうとするあいつに俺は惹かれている。
けど、付き合ってる訳じゃない。