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◆DQX "シフォンケーキは誰のもの?"

第6章 君と食べると|グレイトドラゴン



サンドイッチの感想や、
最近可愛いモンスターに会った話など
たわいもない話しながら

最後のデザートのプリンに手を出そうとした
グレイトドラゴン

「…! ちょっと待って」

彼女の制止に少し驚いた表情で固まる

「…? なんだ?」

待っていると、いそいそとバスケットから
先程自分が出そうとしたプリンを出す彼女
出したプリンをスプーンで掬う

「はい、あーん。」

先程とは別の意味で固まる

「…?! いや、そのー… …え?」

いつもは冷静な彼が、あたふた慌てている
いいから早く食べて、頑張って作ったのと急かすと、
戸惑いながらも応じる

「う、うむ…あーん。」

パクッ…

「…美味い。○○は料理が上手いな。」

料理を褒めながら、○○の方を向くと
あーんと自分でしたが、
思った以上に恥ずかしかったようだ


「耳まで赤くなっているぞ。
デザートも食べ終わったことだし、
今度はお礼にお前を喰うとしようか。」

フッと軽く息を吹きかけると
先程よりも真っ赤になる彼女

「… …もう、グレイトドラゴンのエッチ。
すぐそういう事言うんだから…!」

ちょっと怒りながら文句を言ってるが、
満更でもなさそうな様子の○○に
ニヤリと口角があがる

「さあ、決まった事だし、
移動してゆっくり過ごすとするか。」

言い終わると同時に彼女を腕に抱きかかえ、
自分の寝床へと飛ぶ
何か文句を言ってるようだが、
風のせいで聞こえないという事にしておこう



ーーー寝床


「あんな事を言ってた割には、積極的だったな。」

「その気にさせたのはグレイトドラゴンでしょ…!
もう!恥ずかしいから言わないで~!」

「すまんすまん…そう怒るな、怒っていても可愛い顔だが
普段はもっと可愛いぞ 最中の顔は特に、な。」

「ほらー!すぐそういう恥ずかしい事言うんだから…!
でもいつも沢山褒めてくれてありがとう。」

大好きだよ、グレイトドラゴン

…ちゅっ

不意打ちのキス
どこまでも可愛いやつだな
そういうところが愛おしくて堪らない

「○○、愛してる。」

お返しのキスをする

いつまで経っても初々しい彼女が
愛おしい

故にからかってしまうのも許してくれ



-END

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