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◆DQX "シフォンケーキは誰のもの?"

第6章 君と食べると|グレイトドラゴン



ローストビーフサンドイッチ、
半熟卵とたっぷりハムをとレタスの
サンドイッチ

あとはちょっと気分を変えて、

甘めの生クリームと苺や、キウイ、バナナを
それぞれ挟んでフルーツサンドイッチと、
プリンをバスケットに詰める

あとは、お茶を水筒に入れて準備完了
楽しみだなあ…とうきうきしながら、
彼の元に向かう



ーーー迅雷の丘

「グレイトドラゴン、来たよー。」

「フン…遅いぞ。何をしてたんだ、全く。」

不機嫌そうな顔をしながらも、
尻尾は嬉しそうに振るグレイトドラゴン

心配してくれてたのかな?と
来ない私をソワソワしながら待つ
彼の様子を想像してしまい、

ふふっとつい笑みがこぼれる

怪訝そうな顔をしながら

「急に1人で笑いだしておかしな奴だな。」

「んー、グレイトドラゴンが私の事を
待ちながらソワソワしてるの想像したら
つい、ね」

思い出し笑いをしながら答えると
彼は少しムッとした顔をしながらも、
ほんのり頬が赤くなってる

「ソワソワなどしていない。
おい、○○、今日のお昼ご飯は何だ。
さっきから肉のいい匂いがするぞ。」

「流石、鼻がいいね。
じゃーーん!
今日は色んな種類のサンドイッチだよ~。」

サンドイッチの種類を説明をすると、

キラキラと嬉しそうに目を輝かせながら
どれを食べるか決められないようで、
顎に手を当てう~んと唸っている

「… …決めたぞ。
このローストビーフとやらのサンドイッチを
食う事にした。」

悩みに悩んで選んだのは、肉々しいローストビーフ
好きそうだなあなんて考えながら作ったものだ

「はい、どうぞ~
心を込めて作ったサンドイッチ、召し上がれ。」

バスケットから彼の大きな手へと乗せる
大きめに作ったのに、彼の手に乗ってしまえば
ミニチュアじゃないかと感じる

うむ、いただく

そういうと、器用にサンドイッチを
親指と人差し指で挟みながら
この前私が教えたいただきますのポーズを
して食べはじめた

むしゃむしゃ… …
ごくん

「美味かった。次は、ハムがいっぱい
入ってるのを食べてみるか。」

彼の身体のサイズからしたら、
随分と小さいバスケットから
器用にサンドイッチを取り出す


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