第9章 であい
うと··うと··
(なんだろ··安心···する···)
(寝るの早い···何だか私も···でもこれは許されるだろうか)
チュ····
ーーーーー····
パチッ
(朝··!)
目を覚まして最初に見た光景は
「すぅ···」
お人形さんのように眠る···澁澤さんがいる
ばくばく··
(本当に吸血鬼··なんだよね?)
眠る隙に私は澁澤さんの口元に触れ
むにっ
(わっ··、牙がある···)
白い髪の毛に赤い目、そして牙
たらたら
(吸血鬼だ····起きよう)
私は触れた謝罪をして起き上がる。
パタン···
ーーーーー····
ばたぱた
(着替えがないから適当に借りたけど叱られないかな?ん?)
屋敷に見慣れない子供がいる