第6章 Con
姿が見えなくなるまで見ていたが、
何となく、"シンデレラ"のように見えた。
ーーーーーー······
ガチャッ
「澁澤さん、お風呂入れますよ」
「一緒に入らないか?」
「入りません」
「えーん(棒読み)」
すん
「29歳児が棒読みやめてください」
「何もしないから~、ね?」
「·····したら、怒ります」
「うん!!」
「でも、入りません」
があああん
「なああ!!」
「朝一緒に入ったんですから···我慢してください」
「·······」
「?··澁澤さん?」
「何もしないから···だめかい··?」
(犬がいる)
はぁ···
「わかりました、一緒に···!ちょっと!」
「善は急げ~!」