第47章 夜
「あっ···あぁ··」
ずるうぅ····ぼたっ
「ああああああああぁぁぁ!私の目が!」
「···夢を見ていなさい」
パタン
コッコッコッ。
(今日の夜に似合わない月色だ)
「もう息詰まる場所にはいたくないからね」
パチン
ぽふん
「!?」
トサッ
「踊りはどうだったかい?」
「!?··今··太宰さんと踊って···?!」
◆◆◆
ぽかーん
「はっ··はああ!?」
「はははーは!大宰のびっくりした顔愉快ゆかい!」
「ならば私と踊りますか?太宰くん」
かちん
「踊るわけないだろ」
◆◆◆
「??··あの··澁澤さん?(誰もいない部屋に連れてかれ···ソファに座らせ寄りかかってる···)」
「今は静かに··」
「····(珍しい)」