第43章 ちいさい
ずるずる
「うえーーー···体力馬鹿蛞蝓中也がいじめる」
「あ?··姿戻った····って手前天音を降ろしやがれ!」
べしゃっ
「手を離してくれた前中也···へぶっ」
「生憎私が来た時天音は泣いていたよ、全く保護者も出来ないなら天音は私のモノにしようか」
かああ···///
「ちょっと澁澤さん!?」
ぱんぱん
「相変わらず私の顔に傷を付けたがるよね中也は···さて澁澤··天音を離したまえ」
「離すも何も幼児を置き去りにする人に天音はまかせられないからね、ここはひとつ」
ぽーい
ぼふん!!
「うわっ··!煙幕!?···って天音を返せーーー!!」
「この煙幕に毒は無さそうだね」
「呑気に解説してんじゃねー!」
☆☆☆
すたすた
「流石に2対1はキツいからね」
「·····」
ひょいひょい
「逃げるのもひとつの方法だよ」
ぴょーん
「!!」