第43章 ちいさい
じーー···
(おめめ、あかい)
うぐっ
「天音?··あまり見るのは恥ずかしいんだが···//」
「おねいちゃんきれい」
うぐぐっ
「普段私から言うから言われる感じが慣れてない」
「天音ね、自分のおめめがあおくて嫌だけど··おねいちゃんの目は···」
「····?」
PON!
「!!//」
「····?!」
天音が戻った。
「ごめんなさい澁澤さん降ろしてください!···!?//」
ぎゅっ
「····私の目は綺麗かい?」
「えっと····とても素敵で私は好きですよ」
「····嬉しいな」
(記憶がおぼろげ、でも何だろ···なんか落ちつくな)
すっ····
「天音ーー!!」
ぴたっ
「ち、中也さん!?···ってきゃあ!太宰さん!?」