第41章 みじかい 12
ふわっ
「社長は部類の猫好きですからね。私だけではしぶたんのカバー出来ませんから···」
「あの猫何時頃拾ったの?」
「確か、ひと月前に雨の中捨てられていたんですよ、白い毛並みと林檎のような赤い目が可愛くて」
「そんな猫捨てる人は悪い人だね~~~」
☆☆☆
「澁澤さん、近々予防接種受けに行きますからね」
ずぎゃぎゃ···!
「!?」
(雷!?)
「嫌だね」
「妖でも嫌いな物あるんですね···でも予防接種しないと病気とかになりますよ?」
ずずい
「天音、私は妖だよ?病とは無縁さ」
ぴしゃり
「でも予防接種やりますからね。あっ社長も来てくれますよ」
むぎーー···
「天音とふたりきりがよかった」
「社長はちゃんと澁澤さんが暴れないか心配してるんですから」
むぎむぎ
「むー···。」
「···ショタになれますか?」
ぽん
「むー···」
ぎゅ
「お利口に出来たら、ちゅーる2本にしてあげます(耳がしょげてる可愛い)」
「ちゅーると···天音がいい」