第40章 ばばば
「···うーん···」
(匂いが付いてませんね。あの澁澤さんでも珍しい···今は私の天音だ)
シュウゥ···
トサッ
「すぅ····すぅ···」
ふわっ
「ちょっとしばらく眠り深くさせてあげます。··熱が周りを包んでる」
ポゥ···。
(熱を少し冷やせばちょっとは楽になりますかね、久しぶりに力使いました···今だけ)
プチッ
プチッ··プチッ··
(あぁ。··付いてますね、でも今から君の中に)
むにっ。キュッ、クニクニ
「んぅ···」
はっ···はぁ···。
(ちょっと触ってるだけなのに、早く中に··)
ーーーーーー····
ガチャッ
「天音ーー!大丈夫かい!?」
「すー···すー···」
(安定してる?)
ギシッ
(···たくさんの匂いがする。私の天音なのに···)
でも
今までの私には無い物を天音がくれる
そっ
(ゆっくり動いてる)
安心するな···