第40章 ばばば
ぎゅぅーーーーー。
「澁澤さん··?私、寝たいです」
「·····」
(ショタの姿で拗ねてる)
「···顔見たいです」
べしょっ
「··私の前からいなくならないで」
(泣いてる)
「澁澤さん教えたじゃないですか。私は魔界の一員··そう簡単に歳も取らないって。これは人間で言う"風邪"ですよ」
「風邪?」
「ちょっと無理をしただけですよ。1日寝てれば治りますからね?」
「···なら今日は私がずっと隣にいるよ!それなら何かあっても大丈夫だろ?」
んーー。
(澁澤さんは何もしなくていいんだよね。あまり心配かけたくないし)
でも
「···ちょっと寝るので、手を繋いでいいですか?」
きゅん
「うっ··うん!」
キュッ
「···私、澁澤さんの手好きだな」
(····熱で素直だな)
「手··だけかい?」
「後ほど言いますね。···おやすみなさい」
きゅーーー。
「おやすみ(キスしたい)」