第37章 あっぷる
さあぁ
むかし
むかしのおはなし
まだわたしが、ちいさいときに、みた
景色
男女がお互い白を身にまとい喜びに浸っていた。
(····あれは"なに")
赤い目で良くみた
ーーーーー·····
ガチャ
びくびく
「あ···あの。··包帯取り替えにきました···。」
「·····勝手にしたまえ」
(ひぇー···。怖いよ··でも私は看病する為にきたんだから)
むん。
「失礼します」
右目の包帯
お腹の包帯
(この人は大犯罪者···。でも生きてる··不気味なお人形さん)
太宰さんから言われた。
この人には注意をする事
でも
ちらっ
(····赤い目)
綺麗な宝石みたい
「何か言いたげだね」