第35章 だるる
(咄嗟に来てしまったが、あの頃から見ていたが···)
ぶわわっ
「成長したね····。」
びくすっ
「泣いてる!?···あの、貴方もお参りに来たんですか?」
「そうだね。お参りというよりは」
ふわっ····
すん···
(なんだろ····凄く優しい···)
ふら···
とさっ
「さて、私たちが住む···妖魔界に行こうか」
匂いがする。
神様が君を○隠しに来たのさ
ーーーーー····
ガチャ
「トカゲさん!薬塗るね。」
ケガしたトカゲさん
右目に引っ掻き傷
おでこに角?がある。
ぬりぬり
「なおりますように!」
あの子は醜い姿の私を見ても、怖がらず、優しく治してくれた
ーーー···ふわっ
「····っ」
目を覚ます。
むくり
「えっと···確かお参りの帰りに···」