第34章 ちいさいvsおおきい
からんからん。
(魔界の空気···。)
空··空気
全てが···
「ヨコハマと同じ···ん?」
視線を店に戻そうとしたらそこには似合わない何かが倒れていた。
「太宰さん!?」
★★★
ひやっ
「うー···ん」
(何故外に倒れて····お酒か)
コッコッコッ
「少しの間だけおやすみなさい」
パタン
コッコッコッ
(明け方までお酒飲んでるとか··悪魔なのに)
くすっ
「可愛い人ね」
ぎゅむ
「何が可愛い人ね?かな」
びくーーー!
「ひょえーー!」
「朝早くから店の準備かい?」
がたがた
「び··ビビらせないでください!澁澤さん。今私の部屋に酔った太宰さんが寝てますから」
ひくっ
「太宰くんが?」
「かくかくしかじか」