第21章 またもや
ばくばく
「もう··降ります。痛みも和らぎました、ありがとうございます」
「天音はさ」
すとっ
「はい」
「···龍が恋しい?」
「龍?···あぁ。そうですね··あの方は」
「天音?(私の後ろにいる)」
しゅるっ····キュッ
「とても寂しがり屋なんです。だから私が傍にいないといけない」
「ふーん··でもだったら何で私の家にも来てくれるの?寂しがり屋を離していいのかい?」
「寂しがり屋もそうですが···先生も」
「·····っ」
☆☆☆
ガチャ
「·····」
がばちょ
「寂しかったーー。」
「ふぇえ?!、先生!?」
「全く私に何で言わないんだい?」
「いや先生達撮影始まったと知らされたので···。すみませんでした」
「·······」
「先生?」
「君はやさしすぎる」