第20章 ねここ
···パチッ
「ん···ぁっ」
「起きた?」
··ぎゅぅ
「···私、頑張るよ···だから、褒めて」
「天音!?···うん、偉いね」
「お母さん···っあ!ごめんなさいシグマさん!」
「気にしないで!私でいいなら何時でも褒めてあげるよ」
「そ···そんな······っ、そしたらシグマさんにだけ、私の気持ちを受け取ってくれますか?その話をした後··」
ーーーー····
がさがさ
(記憶を消してくださいって··いくら吸血鬼の主にでも言えない事もあるんだな。私が出来る事なら···)
「天音」
「はい?」
ぽふん
「猫は好きかい?」
ぱああ
「はあぁ///ネコちゃあん!」
「···魔族は変身も出来る···のわっ!」
ぎゅぅ···。
(や、柔らかい···)
「ネコちゃん···ううん、シグマさん」
ひょい
「天音?」
チュ
「ありがとう!」
ぽふん···。
「う···うん////(やっぱり溢れる)」