第16章 みじかい IV
「天音があまりにも可愛くて···つい」
「つい、で済ませるんですか···あー··ガーゼで隠すしかないか··」
「痛みはあるかい?」
「そりゃありますよ噛まれた瞬間に起きましたから」
ーーー···
あー···がぷっ
ぱちっ
「いたあ!」
「あっ起きた」
ーーー···
「早く朝ごはん食べてください、今日はマフィアの日ですから」
「ちゃんと帰ってくれるかい?」
「帰りますよ。夢で言うと信用出来ないから今言いますが···私が貴方をひとりにはしませんからね」
「·····っ///」
夢だけど
夢じゃなかった。
❦ℯꫛᎴ❧