第3章 こども
「大人は疲れました。こどもになりたいです」
(29歳児が何を言うかと思えば···)
「何故急に?」
「前に街を歩いていたら天音と敦くんや元マフィアの女の子と歩いていたのを見たんです」
(探偵事務所の日だ···)
「その時凄く天音に甘えていましたからね···だから私も···」
(····可愛い人)
「じゃ、どんなことしてもらいたいですか?」
がばっ!
「手を繋いで欲しい!、私の傍にいて欲しい!」
「わかりました(いつもと変わらないな···でもそれで喜ぶなら)」
「あとは···私を包んで欲しい··ずっと··」
「澁澤さん···(私が来るまでずっとひとりだったんだよな··フェージャや太宰さんが遊びに来ると言っても基本はひとり)」
うん
今日はうんと甘やかしてあげよう