第14章 さつえい
「敦くんはいませんよ?」
「違うよ~引越しの挨拶に来たのさ!」
「引越し?太宰先生引越ししたんですね」
「うん!隣だからよろしく!毎日心中お誘い待ってるから☆」
「ありがとう··ございま···えっ隣?」
「何を玄関先で話しているんだい?天音」
「先生···その···」
ひょい
「隣に引越しした治だよ~☆」
びきっ
「···あの家にかい」
両脇に囲まれた。
ぐいっ
「いやね自分の気持ちに素直になろうと思ってね!」
「きゃっ···!」
チュ···ウウゥ···
「おい!!離せ!」
プハッ
「私も天音が好き、大丈夫。深くまでは入らないから。」
ごしごし
「油断ならないね」
ひりひり
(いひゃい···)