第13章 過去
「····っ」
目を覚ますと手に温かさと
「!?」
「すぅ···」
女が寝てる
「····夢の中に出てくる女と似てる···」
なで··なで···
(握りつぶせる、だけど今は力が微妙)
ーーーーー·····
ガチャ
「澁澤さん、シャワー浴びてください、周りの洗濯しますから!」
「飽きないね」
きょとん
「飽きない?··あぁ!問題ありませんよ!澁澤さんのケガが治ったら直ぐに消えますねご安心を」
うぐっ
「~~··(何か嫌な言い方したような感じ)」
「さっシャワーどうぞ」
パタン
~~♪
「はい、もしもし」
「龍彦のケガはどうですか?」
「はい問題なく治っていますよ、明日か明後日あたりで私のアルバイトは終わりにします」
「龍彦は顔に出ませんが、きっと天音には残って欲しいかと」
「そうですか?いつも私の顔見たら「また来たのかね」だの「いつまでいる」って言う··」
「天音?」
ぽたぽた
「私の悪口ですか」
「···ヒュッ」