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so ist es immer【Levi dream】

第2章 girl of hope for mankind


「リヴァイは多分今のジゼルが好きなんじゃない?」

「…リヴァイ兵士長?」

「そう、だってリヴァイも暇さえあればジゼルの頭撫でて髪の毛触ってるじゃん。ジゼル、リヴァイに触られるのが嫌なら嫌って言ってもいいんだからね!?」

「嫌、じゃないです。誰かに頭を撫でてもらえることってとても嬉しいし、安心しますから」

「そっかぁーだよねえー。じゃあ私がいっぱい撫でてあげるからっ!」

「ふふ、ありがとうございます、ハンジ分隊長」

小さく頬を持ち上げたジゼルにハンジはわしゃわしゃと頭を撫でる。ジゼルは長い髪が床につかないよう頭の上で大きく束ねハンジが逆上せそうになった所で風呂場を出る。大浴場はみんな普通なら仕事している時間だからか貸切状態だった。大きく伸びをしたハンジは髪の毛を挟むようにタオルで拭くジゼルにニヤリ、となにか企んだように笑う。

「ジゼル、この後リヴァイの執務室に行くんだったよね?」

「?はい」

「リヴァイの執務室ならリヴァイの部屋の隣。つまりジゼルの部屋の二つ隣だから分かる?」

そういったハンジは内心とても面白がっていた。上気した肌と濡れた瞳、肩にまとわりつく長い髪。寝巻き姿のジゼルの破壊力は凄まじい。リヴァイがこのジゼルを見て鼻血でも垂らしてくれれば、それはもう、

「ふふふふふふふふふ」

それはもう、途轍もないネタになる。間違いない。ジゼルは場所を教えてくれたハンジに大きく頷き微笑んだ。ハンジはこれからなにか用事があるのだろうと悟ったジゼルは頑張ってください!と声を掛けパタパタと濡らした髪のまま上官幹部たちの練に向かっていったのである。その後、その場に立ちすくみリヴァイのあの無表情な顔がどう崩れ去るのか想像していたハンジは仕事を放棄していたハンジを探していたモブリットに捕まり泣き叫び抵抗しながらもモブリットに連行され執務を強いられたのであった。
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