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so ist es immer【Levi dream】

第4章 intertwined feelings


「ジゼル、とても綺麗だよ。」

「……見間違えたな…。ジゼル、似合ってる。」

エルヴィン、モブリットがやっとの事で口にした言葉は少し掠れていた。

「あ、ありがとう……ございます。」

頬を紅潮させ頭を下げたジゼルは今咲いたばかりのような白い百合の花のような艶やかさ。そんなジゼルの醸し出す妖艶な雰囲気にリヴァイははっ、と我に返りジゼルから視線を逸らし小さく舌打ちをした。

似合っていないのかな、と不安そうにリヴァイに視線を移すジゼルはリヴァイからの言葉を待っているようだった。

「リヴァイ、なにか声を掛けてあげなよ。」

ハンジがそうリヴァイに言葉を投げる。リヴァイは小さく息を吐き、目を伏せる。彼の鋭い眼光はジゼルには向けられずジゼルは瞳を揺らしながら首を傾げた。暫くしてリヴァイは圧倒的に美しいジゼルを見詰め眉ひとつ動かさずいつもの様に無表情のまま小さく口を開いた。

「似合ってる。」

「……」

「……」

「……」

「……ブッ!…」

今の言葉はリヴァイから出た言葉なのか?聞き間違いか?と全員が瞬きをしないで口篭る。そんな沈黙を破ったのはもう堪えきれないというように頬を精一杯膨らましながら顔を真っ赤にさせて笑いを堪えているハンジで。両手で口元を覆うハンジはもうダメだ、とケラケラと笑い出す。そんなハンジを睨んだリヴァイはゆらり、と立ち上がると笑い転げているハンジの腹を踏み潰した。

「殺す。ぶっ殺す。」

「あは…っあははははっ!…ちょごめんって、リヴァイ!ブッ……ぷぷっ…。」

いつまでも笑い転げるハンジにリヴァイのこめかみには青筋が浮かび眉根に深い皺が刻まれた。ハンジの腹から顔へと足を動かし容赦なく顔を踏み潰したリヴァイにジゼルは目を大きく見開かせて立ち竦んだ。
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