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so ist es immer【Levi dream】

第4章 intertwined feelings


「リヴァイ兵士長、楽しかったですか?」

「お前は楽しかったか?」

「はい!とっても!」

「そうか。俺も、悪い気はしなかった。」

「……分かりにくいです。」

「俺は元々こーいう性格だ。慣れろ。」

「…あたしは立体機動装置に触るのが好きです、点検も修理も開発も。だけどいつか…、立体機動装置なんて必要ない世界になってほしいと思います。自由に壁の外を歩いて、巨人なんて居ない世界であたしは生きたいです。」

立体機動装置を触りながらそう呟いたジゼルの声色はやけに落ち着いていて。伏せ目がちなその瞳からは金色が漏れる。

「そうか。」

「はい。だけどその為には明日からにでも新型立体機動装置を沢山作らないといけないですね。……気が遠くなりそうな作業だけど頑張らないと。」

「随分と前にアルミンが言っていた、壁の外には海という塩水があると。巨人を全滅させたら先ずお前を海とやらに連れてってやる。これの礼だ。」

そう言って新型立体機動装置を見たリヴァイ。

「……塩水?…海…?」

リヴァイはジゼルの頬を撫でる。少し冷たいリヴァイの手にジゼルは目を細めたがリヴァイはお構い無しに海という巨大な塩水の話をジゼルに聞かせる。アルミンがいつもエレンやミカサに言っていた、いつか見に行こうと希望と夢を胸に抱いてそう誓っていたあの三人を思い出しながらリヴァイは口を紡ぐ。

「俺も詳しくは知らねえが、約束だ。必ず壁外を自由に歩き回れる世界を作ってやる。お前は人類の希望だ、大袈裟な気もするが。だから、まあ…精々歯を食いしばって新型と向き合ってるんだな。」

リヴァイ兵士長は優しいくせにとても不器用で。なのに真っ直ぐあたしに向けてくる優しい眼差しに何故か頬が熱くなる。熱を帯びてくる顔を隠すように俯くがリヴァイ兵士長は気づいていないのか新型立体機動装置を撫でながら何を考えているのか目を細めていた。
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