so ist es immer【Levi dream】
第4章 intertwined feelings
「無視?ひっどいなぁ、そんなんだからジゼルと仲直り出来ないんだよ。それよりもどうだった?昼間、ジゼルに紅茶淹れてもらったでしょ?仲直りはしたんだよね?」
「……お前の仕業かクソ眼鏡。」
「え?うんそうだよ。あ、でもジゼルに書類をリヴァイの所に持くように言ったのはエルヴィンだけど。」
「余計な真似をするな。」
「仲直りはしたんでしょ?したんだよねぇ?」
「……」
「……仲直り、してないの?」
「いい加減にしろ奇行種。その煩え口を削ぐぞ。」
「はぁああああぁぁああ!?!?うそだろ!?なんでだよっ!!別に無理にジゼルと蟠りを解けとは言わない、だけどジゼルいつもリヴァイを見て悲しそうな顔してるよ。君がちんたらちんたらしてる程余計にジゼルとの距離は遠くなっていくんだ!!」
リヴァイの後ろを歩くハンジはギョッと目を大きくさせて叫ぶ。仲直り、という言葉にリヴァイから醸し出された黒いオーラにハンジは珍しくこの男を殴ってやってもいいだろうか、と頭を抱えた。
不器用にも程がある、不器用すぎてイライラしてくるくらいだ。がっくしと肩を落としていたハンジは途方に暮れるかのようにしてドボドボ、と歩く。そんなハンジの心情などお構い無しなのかリヴァイがふと足を止めてハンジを振り返った。
「あのガキを放っておいても平気なのか。」
「ん?…ああ、ジゼルは今エレン達と居るからね。私は毎日ジゼルと一緒に行動したいくらいなんだけどジゼルは歳の近いエレン達とたまには過ごしたいでしょ?私なりの配慮さ。」
「なら良い。」
そう言ってくるりと足を進めたリヴァイにハンジはふ、と笑う。そして食堂に着きついでだから私もご飯食べちゃおー、と言ったハンジはトレーを持ちリヴァイの座る向かい側に腰を下ろす。リヴァイはハンジが同じ席に座って来る事に一瞬眉根を寄せたが言っても聞かないだろう、と黙々とパンを食べ始めた。