第7章 柱合会議
「裁判の必要など無いだろう!鬼を庇うなど明らかな隊律違反!我らのみで対処可能!鬼もろとも斬首する!」
「ならば、俺が派手に首を斬ってやろう。誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜ。もう派手派手だ」
「ああ……なんというみすぼらしい子供達だ。可哀想に。生まれてきたこと自体が可哀想だ」
柱が口々に「殺そう」と言い出した。
「そんなことより、冨岡と時透をどうするのかね」
上を見上げると、伊黒小芭内が木の上に居た。
隠に叩き起こされた炭治郎は混乱している様子だった。
「裁判はさせない。俺の大切な人を奪うな!」
無一郎は大きく怒鳴った。その光景はあまりにも異常で、柱達や花怜も驚いていた。
「先生と花怜に出会って、僕は未来の世界について知った。二人を未来に帰すためなら、僕は死んでもいい!」
「無一郎……」
いつもは無関心の無一郎が怒鳴ったことにより、柱達は動揺している。
「えっ、柱?柱合会議?えー!?」
やっと状況を理解した花怜が声を上げた。
「皆さん本物ですか!すごっ!冨岡さん超イケメーン!あっ……思ったことを言ってしまってすみません」
花怜の言葉に、柱達は更に驚いている様子だった。
花怜は立ち上がり、土埃を払っていた時だった。