第3章 Sakurai.
思わず「は、はい!」と答える私
電話越しで、
なんか唸る翔くん。
後ろからは相葉さんと松本さんの笑い声と、
二宮くんの『いってぇな翔さ~ん』という声。
なんで大野さんの声は聞こえないかって?
恐らく寝てるか居ないかです。
『浮気するつもりなわけ?
よりによってニノと』
と二宮くんの提案を間に受けてる翔くん
いや、
冗談でも浮気なんかしませんって。
「するわけないじゃん。」
『じゃ、なに。あてつけ?』
いや、だから。
あれは二宮くんが....。
とイライラが二宮くんに向かう。
『....ごめん、違うよね。
仲直りしない?
愛里に会えないと寂しいよ』
翔くんから珍しく寂しい発言。
なんだか私の怒りも、
くだらなくなってきた。
「うん、私もごめんね
私も寂しいよ、翔くん」
喧嘩なんかしたくないけど
会わないのもイヤだ。