第3章 Sakurai.
「愛里」
アルバムを見ていた私を呼ぶ翔くん
そちらを向くと、
思ったよりも真隣に居たので驚いた
「....ふふふふ」
「う、え...?
なんで笑うの....!?」
ちんぷんかんぷんの私に、
翔くんはそっとキスをした
「好きだよ、」
突然過ぎる嬉しい言葉に、
お馬鹿な私の脳みそはすぐに追いつかない。
でもそれはすぐに理解することになる。
翔くんが優しく微笑み、
私にさらに言葉を続ける
「大好き、愛してる、」
「ちょ、ちょ、待って翔くん!
どうしたの!?」
慌てる私に、
翔くんはニッコーと笑う