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愛の囁きを。
第3章 Sakurai.
「愛里は俺のこと、好き?愛してる?」
「す、き。あ、いして、る!」
そんな言葉、平気で言えず、
詰まる私。
「俺、愛里が好きだ
いや、愛してる。
これからも、もっともっと
色んな思い出や記念日作ってこうよ」
隣でそんな嬉しいことを言ってくれる翔くん
愛してる、なんてまだ私には早いよ
だって好きって言葉だけでドキドキするの
当たり前だよ、これからなんて言わず
死ぬまでたくさん作ってこうよ。
私は翔くん以外、有り得ないなんて
今さらながら実感してるんだから。
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