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愛の囁きを。

第2章 Ninomiya.




急いで車を走らせ、家に着くと
走って部屋に向かう。

なるべく顔を隠して。



合鍵を使い、中へと入ると
静かな部屋。

リビングへ入ると、


「........、」


寝てた。

ソファーの上で座ったまんま。

嘘だろ、今まで待ってたの??


近寄ると、
愛里は泣いていた。


赤く目を腫らして。
手にはケイタイ


「愛里、起きて。ねぇ起きてって」


と揺さぶり起こすが起きない。
そういや夜勤明けなんだっけ....


仕方ないよな。



夜遅くに来た俺が悪いんだ。


「....和...也....ごめっ...」



「....愛里っ、」



寝言でも謝るって。
愛里はなんも悪くないのに。


思わず俺は愛里を抱きしめた




「愛里は頑張ってんのに
 寝ないで疲れてんのに。

 俺のせいでごめんなさい
 もう少し、わかってやれたら...」



「和...?」



顔を見ると起きたての愛里
ふわふわした顔でニコッと笑う























 
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