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愛の囁きを。

第6章 Ohno.




相葉さんは隣でニヤニヤしていて、
まるでアイドルの自覚がない


なんてゆーか、
こういうのがイケナイと思う。




「あーいーばーさーん、
 ってあれ?彼女?」


スキップしながらやって来たのは
酔っ払った櫻井…翔さん?


頬を微妙に赤らめてるから、
だいぶ飲んでいる。




「ちっがうよお。
 リーダーの知り合いの子!」


「あーあ!
 このまえ言ってた子ね!
 ふうん、かーいいねー」


「翔ちゃあん、ナンパしたら
 リーダーに怒られちゃうよ?いいの?」




なんかよく分かんない会話を繰り広げられても
ついていけない私。



出されたコーヒーを一口飲んで、
こりゃタクシーだなと思っていると

ぽんぽんと肩を叩かれる。



「あ、ちょっとリーダー!」


「出た。リーダー来たよー!」



あははははっ、と酔った櫻井さんが
ケラケラと笑う。

相葉さんも横でケラケラ笑う。




「これ俺のかーのじょ。ね?」




と大野さんが優しい笑顔で
突拍子もない事を言った


やっぱこれはナンパなのか。




「出た~、リーダーウケる」


「やめなよ。女の子、困ってるって」







相葉さんが「ごめんねぇ、酔ってんの」と
申し訳なさそうに言っていた。


確かにちょっと酔ってる雰囲気だけど…



なんだかムスっとしてるみたい。





「酔ってなーいよ、相葉ちゃあーん」



と相葉さんに絡みつく大野さん




完全に酔ってるじゃないですか





 
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